古くからのユーザ程混乱しがちな1Password機能拡張の今について確認してみた
MacのSafariやChromeの拡張を整理していく中、とあることに気が付きました。
1Passwordの拡張機能を意識するのは大体ログインフォーム入力時或いは新規アカウントを作成する時。後はたまに漏洩等でWatchTowerがお知らせしてくれる程度。そのため、入れ替えやら行う場合に大きく状況が変わっていると戸惑うわけです。
現状の1Passwordのブラウザ拡張について振り返りつつ整理してみました。
現在の1Password拡張機能
現在Chromeウェブストア上から検索にて辿れる拡張は以下一つ。
拡張の概要欄を見ると分かりますが、これは以前1Password Xと呼ばれていた拡張機能です。
1Password Xには1Passwordメンバーシップが必要です。まだアカウントを持っていない場合は、1Password Xをインストールして30日間無料でご利用いただけます。
「なぜ名前が変わった?」と疑問が浮かびますが、公式の更新履歴を見ると書かれています。
故に、「1password x」とChromeウェブストアで検索してもそのものは出てきませんが、「1Password - パスワード保管庫」となっているものがそれです。見落としのないように。
1Password拡張機能の遷移
かつては1Passwordと1Password Xの2つがあり、利用者をとても混乱させてくれました。大きな違いはDesktop版アプリを必要とするか否か。
- | Desktop版アプリ |
---|---|
1Password | 要 |
1PasswordX | 不要 |
現在Chromeウェブストアに出ているのはかつて1Password Xと呼ばれていたバージョンであり、1Passwordと呼ばれていたバージョンは現在Classicと呼ばれています。
1Password in the browser (formerly 1Password X) cannot make use of iCloud or other 3rd party synced vaults. You'll need to use the classic extension for that.
なお、Classic版の機能拡張もウェブストアにはありますが、恐らく検索対象に掛からないようにしてあるのか直接リンクをたどる必要があります。
今みるべき拡張機能
色々と遷移はありましたが、基本的に現在みるべきは1Password - パスワード保管庫だけで問題ありません。更新日時の点でもインターネットに接続できる環境でのClassic版利用はセキュリティの面で好ましくはありません。
- | 更新日時 |
---|---|
1Password Classic | 2021年1月27日 |
1Password | 2021年10月6日 |
また、現在の拡張機能はかつてはClassic版が持っていたDesktop版アプリとの連携にも対応しているため、Desktop版アプリとの連携だけを求めてClassic版を利用するメリットもそれほど大きくはないはず。
あとがき
利用者側は拡張機能を「1Password」として認識しているためか、いつの間にか名称が変わったり、新旧2つが存在することは混乱を招くきっかけとなったりします。私自身今回どうインストールしたものかと悩みましたが、窓の社と1Password機能拡張更新履歴をたどることで整理がついた形となります。
1Passwordの機能拡張の扱いに困っていた場合の参考になれば幸いです。